仮の進路で、いつ支出が大きくなるか
約7分
0歳から教育費準備を始めるなら、最初に確認したい3つのこと
0歳から教育費準備を始めるときに、最初に確認したい3つのことを整理します。
最初に確認したい3つのこと
教育費全体を見て、家庭でどこまで準備したいか
今から毎月いくらの計画になるか
0歳から教育費の準備を始めるなら、最初に確認したいのは次の3つです。
- 仮の進路で、いつ支出が大きくなるか
- 教育費全体を見て、家庭でどこまで準備したいか
- 今から毎月いくらの計画になるか
進路が決まっていなくても、現時点の条件で一度試算できます。将来を確定するのではなく、今の家計で考える必要があることを数字にします。
1. まず「いつ必要になるか」を仮の進路で見る
0歳の時点で、幼稚園から大学までの進路を決めることはできません。
そこで、現時点で考えやすい条件を仮に置きます。
たとえば、
仮の進路例
- 小学校と中学校と高校は公立
- 塾・習い事は平均程度
- 大学は国公立
という条件です。
これは進路を決めるためではなく、教育費が大きくなる時期を確認するための仮設定です。
教育費は、毎年同じ金額がかかるわけではありません。学校段階が変わる年や大学へ進学する時期など、支出が大きくなる年があります。
最初にその時期を確認しておくと、大学入学までの目標額だけではなく、途中の支払いも含めて考えられます。
2. 教育費全体を見て、家庭でどこまで準備したいか整理する
次に、仮の進路条件で教育費全体を確認します。
表示された総額を、すべて事前に貯めなければならないわけではありません。
教育費には、毎月の家計から支払うものもあれば、入学時などにまとまった金額が必要になるものもあります。全体を見たうえで、どこまでを事前に準備したいかを家庭で整理します。
すでに教育費用として分けている貯蓄がある場合は、その金額も踏まえて考えます。
試算結果をもとに、家庭としてどこまで事前に準備するかを整理します。


教育費は、総額だけでなく、いつ支出が大きくなるかまで見る必要があります。総額を残り期間で単純に割るだけでは、実際の負担に合いません。
つみたてプランナーでは、平均データと家庭で入力した条件をもとに、支出時期と準備期間を踏まえた概算の計画を作ります。教育費の負担が小さい時期に積み立て、負担が大きい時期に取り崩す流れまで確認できます。
いつまでに、どのくらい準備できていればよいか。その目安を数字で見ることで、0歳からの長い準備期間をどう使うか考えやすくなります。
3. 0歳から始めると、準備期間を長く取れる
0歳から始める一番大きな違いは、準備に使える期間が長いことです。
0歳から大学入学までなら、約18年あります。同じ金額を準備する場合でも、開始が遅くなるほど残りの月数は少なくなり、毎月額は大きくなります。
※大学入学を18歳時点とした概算です。
ただし、早く始めれば必ず十分に準備できるわけではありません。
実際の毎月額は、
- 子どもの人数
- 想定する進路
- 現在の貯蓄
- 教育費が大きくなる時期
によって変わります。
0歳から始める意味は、一般的な目標額を早く貯め始めることではありません。自分の条件で必要な時期と金額を早めに確認し、準備期間を長く取れることです。
4. 試算結果と、毎月続けられる額の差を確認する
試算で出た毎月額が、そのまま家計から出せるとは限りません。
まず、毎月続けられる額を置き、試算結果との差を確認します。
たとえば、試算では毎月3万円、実際に続けられるのは毎月2万円なら、差は1万円です。
試算
3万円
続けられる額
2万円
差
1万円
※ここでは差額の考え方を分かりやすくするため、毎月額を単純化して説明しています。実際の計画では、教育費の時期に合わせて積立と取り崩しが変わります。
毎月1万円足りないなら、その差はどこかで埋める必要があります。
方法は1つではありません。
- 現在の貯蓄を教育費に充てる
- 収入を増やす、または支出を見直して毎月の額を増やす
- 大学費用の一部に奨学金を使う
- 進路や塾・習い事のかけ方を見直す
どれを選ぶかは家庭によって違います。いくつかを組み合わせる考え方もあります。
まず試算して差を知る。そこから、今できる方法を考えます。
0歳の今作った計画を、大学まで固定する必要はありません。家計や進路、教育方針が変わった時点で、改めて試算します。
5. 児童手当は、準備資金の一部として整理する
差を埋める方法を考えるときは、これから入るお金も含めて整理します。児童手当も、その1つです。
児童手当を教育費として残す家庭もあれば、日々の子育て費用に使う家庭もあります。
教育費に回す場合は、準備資金の一部として考えます。ただし、児童手当だけで教育費全体をまかなえるかは、進路や教育費の総額によって変わります。
児童手当だけでどこまで準備できるかは、別の記事で詳しく整理しています。
教育費が大きくなる年を確認
毎月の計画を確認
続けられる額との差を確認
0歳の今から、毎月いくらの計画になるか確認する
子どもの年齢と進路条件を入れると、教育費が大きくなる年と、現在の条件から作った毎月のつみたてプランを確認できます。
一般的な目安ではなく、自分の家庭ではいつ・いくら必要になり、今から毎月いくらの計画になるかを確認してみましょう。


